葬式の祭壇には、白木祭壇や花祭壇、折衷祭壇といった種類があります。白木祭壇とは、伝統的な木製の祭壇のことで、木の独特な色合いにより、祭壇に凛とした風格があり、荘厳な雰囲気になります。一方、花祭壇とは、生花やプリザーブドフラワーでできた祭壇のことで、ひとつひとつの花によって、祭壇が華やかな雰囲気になります。折衷祭壇は、白木祭壇と花祭壇を組み合わせた形の祭壇のことで、白木祭壇の持つ荘厳な雰囲気と花祭壇の持つ華やかな雰囲気が組み合わさることによって、祭壇全体が落ち着きの中にも鮮やかさのある雰囲気となります。どの祭壇を選んでも、値段はそれほど変わりませんが、花祭壇の場合には花の種類によってデザインを比較的自由に作れるため、最近は花祭壇を選ぶ方が増えています。しかし、白木祭壇を使用しても花は祭壇の周囲に飾られるため、花祭壇よりどうしても自由度は狭まるものの、ある程度は自由に会場の雰囲気を変えることができます。