告別式とは、葬儀の後に行われる故人との最期のお別れをする場です。葬儀では、読経や焼香などの宗教的儀式が執り行なわれますが、告別式では、告辞や弔電の紹介が行なわれます。告辞は、故人とごく親しかった友人や、故人がお世話になった先輩や後輩にあらかじめ頼んでおき、行なっていただく必要があります。また、弔電の紹介は5通ぐらいにし、残りの弔電は名前だけご紹介することになるので、弔電の数が多い場合にはあらかじめ誰のものを呼んでもらうかを決めておくとよいでしょう。近年は、家族葬などで葬儀と告別式を同時に執り行なうことも増えており、そのような場合には、僧侶による読経や参列者の焼香が行なわれた後に告辞や弔電の紹介、喪主の挨拶などが行なわれます。告別式は喪主自身が準備することや誰かにお願いすることが多く、大変ではありますが、告別式の場が故人にお別れをする最後の機会となるので、後悔のないように十分な準備を心がけましょう。